36「I嵐さんのお見送り」
3月30日。
プリン小屋に一枚のせつないfaxが届きました。
今月の組長さん、Tネちゃんからです。
このTネちゃんの短い文章、なんだか全部がつまっているような気がしてグッとくるものがあり、
うちのテーブルの上にずーっと置いておいて何度も読みました。
何度読んでもグッときます。
4月1日、当日。
I嵐さんの家の前にはみんなの車がズラーっと。
みんなお餞別を渡してあいさつをします。
外には最後の荷物を乗せた軽トラが、、。
平沢に人がいっぱい住んでいた頃、
商店をやっていたI嵐さんちのガラスの扉には張り紙が、、。
I嵐さんはリーダーの釣りの偉大な師匠であり、アム、ケーの舞茸の偉大な師匠であり、
コロは散歩のとちゅうでI嵐さんちでよくカンパンやかりんとうや菓子パンを食べさせてもらい、、、
私たちは本当に本当の孫のようにやさしくしてもらいました。
I嵐さん夫婦は富良野の街の娘の家に引っ越しました。
I嵐さんたちの平沢での60年の暮らしがおわります。
年をとり、病院が遠いとか除雪が大変とか、他にもいろいろあっての決断だとは思いますが、
とてもさみしくてせつないです。
I嵐さん、おばさん、おねえさん、今までほんとにありがとう。
富良野の家へ遊びに行きます。