54「ポロリンチョ♪平沢 4th」
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4th Song
『春の冬毛』

シンガーソングライト/カトキチ+中2の教科書の英文
録音/オシーレアークスタジオ


歌詞中の英文は
中2の2学期の時、英語の授業で暗記させられた教科書の英文。

なんでかこれだけをずーっと覚えていて、
(あとは英語は0点みたいなもんだな)

「英語しゃべれる?」って聞かれた時に
すかさず、ペラペラっとしゃべってみせる。
という十八番を、長年やってきた。

そして、意味的にも今回の曲に
ぴったりだったので、
思いっきり使ってみました! まさか、ここへきて、歌になるとは。。

これで、一生忘れない。







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CD画/アム画伯
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リーダーから、曲ができあがるごとに『ソングレビュー』を書いて。と頼まれて書いていた私ですが、
どうも私の書いていたのは『ソングレビュー』ではなく、
『ライナーノーツ』なんじゃない?という事になったので、
今回からタイトルを『ライナーノーツ』に変えて書いていこうと思います。

ライナーノーツというのは、曲の感想ではなく、その曲にまつわる何か、
しかもちょっとでもその曲にかすってればいいみたいなので、私の自由度は上がりました!


*  *  *


そもそもなんで私がリーダーのことをリーダーと呼ぶのかというと、
加藤家(カト・アム・コロ)という群れのリーダーだからです。

始め、加藤家はカトとアムのふたりだけでした。
そこへある日、3才まで一緒に暮らしたおばあちゃんが死んでひとりぼっちになったコロがやってきて、
加藤家は3人になりました。

コロはうちにたどりつくまでに、何件かの家をてんてんとしていました。
コロは死んだおばあちゃんに会いたくて、
「おばあちゃーん!おばあちゃーん!」と、毎日毎日、昼も夜も遠吠えをしていました。
どこの家でもなつかないコロは、どこの家でも家族になれず、
めぐりめぐって加藤家にやってきました。

人生のどん底にいたコロは今のコロとはぜんぜん違いました。
ごはんもほとんど食べないし、散歩の時以外はいつも不幸そうでした。

カトとアムはどうしたらいいのか分からず、いろいろやってみました。
犬の本も買ってみました。
犬の本に載ってることは、だいたい使えなかったけど、ひとつだけためになりました。
それは、
犬は本来群れで暮らしていたので、完全な立て社会を好む。ということ。
なので、人間と人間社会の中で暮らす場合、
犬がリーダーになるのは何かと不可能なので、誰かひとりがリーダーになること。
あと、群れが2人以上の場合は、犬はビリにはなりたがらない。ということ。でした。
それから欲を言うと、リーダーが立派なリーダーであるということ。が大切なようでした。
自分がリーダーでなくても、尊敬できる立派なリーダーの群れの一員である。ということが
犬にとってはとても幸せだ。と本に書いてありました。


そこで加藤家という群れの中でリーダーを決めることになりました。
「誰がリーダーやる?」となった時、
まずコロはダメでしょ?
アムちゃんもムリでしょ?
じゃあカトしかいないね。
ということで、リーダーがリーダーになったのです。

私たちのリーダーは、とても立派で尊敬できるリーダーです。
NO2であるコロと,NO3であるアムにいつも変わらない愛情をそそいでくれ、群れを楽しませ、
ある時はリーダーママとなり、おいしいごはんを作ってくれ、
人間社会の中の面倒な事(税金のこととか)を全部ひきうけてくれています。
私にとったら大変な人間社会の中を、リーダーはなんだかとても余裕で楽しめているみたいに見えます。

そんなリーダーに唯一ぜんぜんできない事がありました。
英語です。
それだけは私の方がまだできました。
過去、リーダーとふたりでフィリピンに行った時のリーダーのひどすぎる英語にまつわるエピソードは、
今思い出しても笑えます。


今回の「春の冬毛」を最初に聞かせてもらった時私は、
「あ!アレだ!」
と、ふきだしました。
アレというのは、リーダーの中学時代の丸暗記英語です。
まさかあの、かくし芸的な、他に何の役にも立たないと思われていたアレが、
こんなに華々しく役に立つことがあるなんて...!

リーダーが、
「おれの中学、高校の6年間でコレだけだよ。6年も英語習ってコレしか残ってないよ。」
と、言ったので、私はすかさず、
「え、あとアレもあるじゃん!あの映画のやつ。」
と言いました。
映画のやつ、というのは、リーダーのもうひとつの丸暗記英語で、
「ホワット カインド オブ ムービー、ドゥーユーライク?」
「ロマンティック ワン.」
という、自分で聞いて自分で答えるやつです。

私はこの「ロマンティック ワン」という答えがおもしろくて、こっちの方が好きです。

アム