365「プリンの外売り場作り・12日目」
12日目.10/18 前日初雪。
これは昔のまさ。昔の屋根材。
平沢のS馬さんと隣村の玉子のO西さんちの納屋にあったのをもらった。
松を薄く一枚一枚割いて作ったもの。
当時の人が結んだその時のままの状態でもらった。
プリン小屋の玄関囲いの壁とチビドアにも貼った宝。
トタンも何もなかった時代、
まさ屋さんというのがいて2、3年に一回張り替えてたんだって。
これを野地板の内側にタッカーで留めていく。
私は地図を動かしたらもう分からなくなる人なので、
こうやって合板を裏返したりすると上下左右を間違えて、
作った後に「げ!反対につけちゃった!」って事がよくあるけど、
ここはリーダーがいるから大丈夫。
間違いない。あってる。
こんな感じでどんどん貼ってく。
そしてこれを、
垂木に打っていくんだけど、
繋ぎ目がちゃんとなるようにまさを飛び出させたり引っ込めたりして貼っていて、
上から垂木に打たなきゃいけなかったのに、下からやりだして超面倒なことに。
「げー!なんで下からやっちゃったんだろー!」って後悔してたらリーダーが
「しょうがないよ、うちらバカ大工だから。」と言って、全て納得。
自分たちのバカ大工さに笑いが込み上げてきて大変さも楽しめた。
カトアムのゲットー工務店はいつもその場その場でやってってどうにかこうにか収めて行くスタイル。
でも大体バカ要素を運んでくるのはアムの方。
次の日から雨だから仕上がりを堪能するヒマもなく防水紙を貼っていく。
大量にしか売ってないし買うと高い防水紙は、
今隣村で家をリフォームしてるタイチくんに分けてもらった。
どうしても防水紙を貼るところまでは終わらせたいから、
ライトを付けて夜業した。
1日中頑張り過ぎたのか、アムの耳がまたエフェクター耳になってしまい、
リーダーも「疲れたー」と言ってるし雨だし耳を守るべくゆっくり休むことに。
次の日雨の中見に行ったらちゃんと貼られてて一安心。
で、今回私が絶対やりたかったのがコレ。
屋根の内側から見たところ。
で、これは見本としてる私の大好きな材料小屋。
うちもリフォームの時解体していったらこれが出てきてキレイでキレイで感動した。
まさを打ちつける薄い横板が細かく入ってるのもキレイ。
今回は完全に衣装で野地板にタッカーで留めてるから横板なし。
横板もキレイだからやってみて、
「う〜ん、こうなっちゃうのか〜やっぱ違うんだよな〜。」ってなるかな?
とちょっと不安だったけど、満足な仕上がり。
リーダーに、
「まさ付けるのって完全に意匠じゃん?
アムちゃんってそういうのやらないタイプなのに珍しいよね。」
と不思議がられたけど、なぜならまさが大好き過ぎるから。
ずっと見てたい。これを見ながら暮らせたら最高。
アフリカで入らせてもらった全部木とワラみたいので出来た大きいツリーハウスとか、
チップス屋とかの素朴な掘っ立て小屋とか、
すごいキレイ〜と思った時と同じ気持ちになれる。
屋根がかかったし来週は晴れるみたいだから、
細かいことまで一気に仕上げれたらいいな。
でもわかんないな。
つづく