304「カウンターできた」
大工仕事をしだして約12年。
なんとアムちゃん史上最高傑作ができました。
これまでは「機能優先」&「あるものでやる」という2つのルールでやってきたんですが、
今回はお客さんに直に見られる所に置くものなので、
「かもしだす雰囲気がいいもの」という3つめのルールをプラスしてがんばりました
これです。
一番雰囲気を出してくれてるとこがココ。
天板にした古いスノコのような物の足の部分をそのまま生かしたでっぱり。
これ、成り行きで仕方なくこうなったんだけど、結果これが最高傑作に導いてくれた。
側面に貼る板は、合わさる部分がピタッとなるように押し切りで45度に切って紙ヤスリをかけた。
こういう風にピタッとなるようにね。
誰か人が作った物でこういうとこがこうなってると私は(おっ)と思う。
頑張ってやったのに、なぜか全然ピタッとこないとこが…。
でもまあそれぐらいの方がかわいいからいいんだ。
この出っ張りのとこを糸鋸で四角くかいてもらいに隣村のタイチくんの工場に行ったら、
「これ柔らかくていい板っすね。シナかな。」って言ってた。
これは2年前に台風で吹っ飛んだうちの車庫の壁板。
でもこの板すぐ反っちゃって、水で濡らして反りを直しながら打っていくのが超めんどくさかった。
雰囲気重視なので新品のネジじゃなく古い錆びた釘を使った。
途中でグニャってなったらイヤだからめんどくさいけど下穴を一個づつあけて打った。
内側は色々置けて便利。
玄関入ったここに設置。
今まではただいきなりプリンを渡すだけだったけど、ちょっとお店っぽくなった。
外で下が平らなとこがないから、
S山家からもらった外の大切なテーブルの上に乗っかって作った。
カウンター作り初日の9月8日。
「かもしだす雰囲気がいいカウンターを作る」とはいえ、そんな技術もセンスもないので、
私に出来る事といえばいい雰囲気の板を選んで使うぐらいしかなく、
材料小屋から古くていい板を厳選してきて洗ってるところ。
この時は(ただの四角いのっぺりしたカウンターにしかならないんじゃないかなぁ。
すごいがんばって作っても結局何にもなってない物が出来上がるんじゃないかなぁ。)と、
こんないいのが出来るなんて1ミリも思ってなかったけど、
成り行きの神様のおかげでいいのができた。