117「髪型革命」
5月20日 午前 高山家
さ、出かける準備しーよおっと。と着替えて鏡の前にいたら、
た「アムちゃんさぁ、髪の毛こういう風にした方がいいんじゃない?」
と、突然私の長年憧れて断念していたあの髪型にしだして、
た 「ほら、これ、かわいいでしょ?これアムちゃんに似合うと思って買っておいたの。 アンティークのなんだよ。」
と、葉っぱの形のびっくりする程かわいいアンティークの髪どめをつけてくれ、
た「ね、ほら、かわいい。」
ア 「えーうそー!でもアムちゃん顔デカイし似合わないでしょ?!」
た「え、そんなことないよー。アム顔でかくないよ。似合うよかわいいよ。」
ア「え、でも山下達郎みたいじゃない?」
たリ「そんなことないよー。」 笑笑
ア「え、でもでも似合わないでしょ?
この髪型はロッタちゃんみたいにかわいくないとやっちゃダメでしょ?」
た 「あーうんロッタちゃん!かわいいよね。アムもかわいいよ似合ってるよ。ロッタちゃんみたいだよ。」
リ 「ロッタちゃんってなんだっけ?ああ、あれね。てか、アムちゃん奈良さんの描く絵にソックリ!」
た 「ほんとだ、奈良さんの女の子みたい。かわいいよアム」
ア 「えーうそだー似合わないでしょー? えー、でもでも あのね、実は子供の頃からずーっとこの髪型にしたかったの憧れてたの。
あのね、小学校の時にね、一緒に遊んでた1こか2こ下のアコちゃんって子がいてね、
その子がこの髪型ですごいかわいくて実はずーっと憧れてたの。
でもアムちゃんは顔でかいし似合わないからやっちゃだめだと思っててやれなかったの。」
り 「えーそうなの?そんなの初めて聞いた。」
ア 「だってどうせやれないしやっちゃいけないから言わなかった。」
た「え、アムこっちの方がいいよ。見てる人も涼しそうだよ。」
ア 「えー、でもさ、あそうだ、あのね、子供の頃は五輪真弓になるからダメだと思ってたの。」
たり「そんなことないよー」 笑笑
ア 「え、だってさーアコちゃんもすごいかわいい子だったし、ロッタちゃんもかわいいからいいけど、
アムちゃんゴリラみたいじゃん、口出ててオラウータンみたいな顔じゃーん。」
た「アムはそこだけを凝視するからぁー、みんなそんな風に見てないよ。全体を見てるんだよ。」
あ 「凝視〜」 笑笑
た 「横からもいいよ。横顔もかわいいよ。」
ア 「えーうそー」
という似合う似合わない問答がかなり続いて、だんだんやってもいいの?という気になってくるアム
ア 「えー、もしほんとにこの髪型にしてもいいならすっごいうれしい。 だってこれほんと子供の時からずーっと憧れてた髪型だもん」
たリ「じゃあいいじゃん。いいよ、それにしなよ似合ってるよ。」
リ「うん、いいじゃん、神戸から髪型変わったってことで。」
ア「えー、もしほんとにこの髪型にしてもいいならほんとすっごいうれしいー。
え、リーダーほんとにいいと思う?変じゃない?」
リ「うん、なんかもう慣れてきた。慣れだよ慣れ、すぐ慣れるよ。」
ア「えーいいの?えー、もしほんとにこの髪型にしていいならすごいうれしいー。 だってずっとずっとほんとはしたかったんだもん。」
た 「あはは、アムちゃんそればっかりー」 笑笑
たリ 「いいよいいよそれにしなよ。今日はそれで出かけようよ。」
ア 「えーいいのー?じゃあこれで行ってみようかなー。ドキドキするけどー。」
一同新開地へ…
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